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図書館戦争 革命のつばさのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

図書館戦争 革命のつばさ(2012年製作の映画)
4.0
2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる“メディア良化法”が成立して30年。笠原郁(声:井上麻里奈)は、高校時代に出会った“王子様”の姿を追い求め、図書隊に入隊する。図書隊とは、行き過ぎた検閲から良書を守るための組織。郁が出会った“王子様”も図書隊員を名乗っていたのだ。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになった郁だが、待っていたのは厳しい訓練と鬼教官堂上だった。様々な困難と出来事、そして本を狩る組織・メディア良化委員会にひたむきに立ち向かう、郁の所属する堂上班班長・堂上篤(声:前野智昭)を始めとする図書隊の面々。すべては本と自由を守るため。そんなある日、原発テロの手口が、小説の内容に類似しているとして、小説家当麻蔵人がメディア良化委員会に狙われ、図書隊の堂上と笠原が当麻を警護することになる。
有川浩の「図書館戦争」シリーズをテレビアニメ化したシリーズの完結編。
小説家当麻蔵人を守り表現の自由を守ろうとする図書隊と当麻の件をきっかけにメディア良化法を強化しようと画策するメディア良化委員会の抗争、手塚に想いを寄せる柴崎の工作により未来企画が図書隊に加勢して検閲反対派の力を結集する政治謀略戦、カミツレデートなど堂上と笠原や手塚と柴崎の不器用な恋模様、大阪でのスリリングなカーチェイス、最初は検閲はすり抜けて書くのがプロの小説家と思っていたが思うように書くためには検閲と戦う覚悟が必要と思うようになっていく当麻の心情の変化、図書館戦争シリーズが好きな人には満足出来るアニメ映画です。
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