けーはち

ロックアウトのけーはちのレビュー・感想・評価

ロックアウト(2012年製作の映画)
3.0
西暦2079年、重犯罪者をコールドスリープさせる宇宙ステーション刑務所MS-1が試験的に運用されつつあった。MS-1の査察に行った大統領の娘エミリー(マギー・グレイス)は、その日蜂起した囚人に捕まる。彼女を助けるため単身送り込まれた男の名はスノー(ガイ・ピアース)。元CIA工作員だが、CIA局長を殺害した冤罪で、政府の監視下に置かれていた。娘を助ける指令を受けると引き換えに、スノーは自らの無罪の証人となるMS-1に囚われた元相棒を探す。

★ザ・ロックの難攻不落の監獄を宇宙に持って行き、ダイハード的なワンマン・アーミーの救出劇を加えた作風。理想主義者の我儘お嬢を助けて振り回される現実主義者の凄腕兵士という組み合わせも古典的で、まさにテンプレートの組み合わせで出来ている感。

★ただ、共同脚本のリュック・ベッソンあたりの手癖だと思うんだけど、要所で刺激を適量ぴりっと加えてくる。
❍MS-1からエミリーだけ逃がす命令を受けたスノーと、人質全員助けたいエミリーの衝突。
❍エミリーを説得し、半ば無理やり脱出させる。
❍かと思いきや、脱出ポッドは無人。エミリーはMS-1に留まっていた。
❍スノーは呆れながらも、不承不承、人質を全て助ける方向に。
❍かと思いきや、イカれた囚人が人質を全員殺す。
──みたいな緊張・緩和、ドンデン返しをパラパラと繰り返す。手堅く上手く「普通に面白い」。そんな表現が、これほど合う作品もないなぁ。

★そう言えばエミリーが、「96時間」の娘役の、マギー・グレイスだった。道理で誘拐からのサバイバル慣れしてやがると思ったぜ。