のん

マリー・アントワネットに別れをつげてののんのレビュー・感想・評価

2.8
想像と違った、悪い意味で。
フランス革命ってマリー・アントワネット側(貴族)か革命者側(貧民)のどちらかからしか描かれないから、その間くらいの目線でフランス革命の混乱が描かれているのは面白かった。召使いたちの生活とか。

しかし主人公のシドニーがびっくりするくらい可愛げがない。可愛げがないのを通り越して不快感すら抱く。愛想はないし生意気だし、位が低いとはいえ王妃にお目通りするのにあの適当な髪と姿勢の悪さはあれでいいのか?あれが実際だったのだろうか?

またマリー・アントワネットが女々しすぎる。ミュージカル1789などでは王妃としての威厳があり、運命を国王、フランスとともに全うする誇り高い女性を見ているとこの作品ではなんじゃこりゃと言った感じである。アントワネットの歴史にも諸説ありと言った感じで、これが本当かもしれないけど見たくはなかったかな…。

誰にも感情移入できないし、召使いたちが主に出てくるから衣装も豪華でもないし、何だこれ…。
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