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LOOPER/ルーパーの入のレビュー・感想・評価

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
3.7
愛するものを守ろうとした結果、
現在の自分が30年後の未来の自分と対峙する、
書いてても訳分からなくなるストーリー。

とりあえず、ブルースウィリス異常に強すぎんか。というのと、LOKIの見過ぎで、これは分岐イベントが起きてるじゃないの!というシーンが割とサラッと流されていくところに大混乱したけど、映像表現個性的だし、普通に見入ってしまった。

ただ、ちょっと私の苦手なグロ描写もあるし、とっつきにくいのに、なんでこの映画を見ようと思ったかというと、最近大きく話題になった藤本タツキ先生のルックバック。SNSで色んな考察を巻き起こしていますが、あの作品のある種祈りのようなIFシーンについて友達と話している時に、大豆田とわ子の小鳥遊さんによる時間は存在しない説の話になり。

時間って別に過ぎゆくものじゃなく、場所というか、別のところに存在するんじゃないかっていうやつ。

過去から未来へ一方向に進むのではなく、
その時、その時、を生きてて、現在も未来も過去もフラットに実在しているんだと。
だからかごめちゃんも京本も後悔なんてしてないだろうと。

なんかその話をしてたら、時間SFに興味が湧き、見た。だいぶ余談が長くなってしまったんだけど、この映画も直線的な時間概念というよりは、螺旋的というのか新しい時間解釈がしれました。もっと時間SF見たい!
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