暮色涼風

LOOPER/ルーパーの暮色涼風のネタバレレビュー・内容・結末

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジョセフ・ゴードン=レヴィットの、ブルース・ウィリスに似せた表情やメイク、そして途中徐々にハゲていくところは面白かったけど、ブルース・ウィリスはブルース・ウィリスだった。

ストーリーの方は色々と惜しくて、もう一歩踏み込めたらかなり面白くなりそうだった。
"未来の自分"を止めるために"過去の自分"が自殺で解決するというのは短絡的すぎる。

また、タイムパラドックスによる矛盾もある。
"過去の自分"の記憶や経験は"未来の自分"と共有できるのだから、ラストでは、"過去の自分"がレインメーカーとお母さんを逃がそうとした時点で、"未来の自分"ももうその二人を殺さない意思に変わっているはずなのに、未来の自分の意思は変わらなかった。それは妙である。
暮色涼風

暮色涼風