さよなら種田

LOOPER/ルーパーのさよなら種田のレビュー・感想・評価

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
3.6
タイムリープものの割に設定が丁寧にまとめられており
観やすい作品となっている。


未来から送られてきた人間を始末する主人公に
送られてきた未来の自分。
抵抗され未来の自分を逃がしてしまい
組織から追われながらも未来の自分をなんとか殺そうとするお話。


未来の自分を殺そうとするとは何事かと
思ったけれどもしっかりとその部分も語ってくれ、設定に無理がない点が良い。

現在の自分が負った傷や記憶は
未来の自分ともリンクしているなど
タイムリープに関する設定も難しく無く
かなり観やすいように作られている。

更にタイムリープとは全く無関係と思われる超能力が
出て来る事でSF感が増し展開も加速する。
無茶な設定ではあるが丁度いい味付けになっており
脚本の邪魔になっていないどころか
綺麗に結び付けられている。


子役の演技が見事。
あの年でよくぞあんな演技が…


ラストがあっさりしすぎている為
もう少し緊迫感が欲しいシーンではあった。

予想しない方向に展開が進んで行った為に観ていてどんどん引き込まれる内容。

銃や乗り物なども未来感を感じさせるデザインとなっておりSF感を増加する。
さよなら種田

さよなら種田