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LOOPER/ルーパーのArbuthのレビュー・感想・評価

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
4.0
やっぱりこっちだよ、「ルーパー」だ。前日観た「ループ」はこれと間違えてウォッチリストに入れてたんだ…ジャケットもなんかちょっと似てるし。てかこれはライアン・ジョンソン監督だったのか。

若ジョー対老ジョー。「ジェミニマン」に似てるのかな。あれは両方ウィル・スミスだから違和感無いけど、今作はジョゼフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスかー…確かに似た系統の顔ではあるけど、同一人物はちょっと違和感あったかなぁ。明らかにブルースの方がタフでワルそう。役者が違う感ある。

でも違和感は置いといてこの2人の対決は面白かったです。馴染みのダイナーで向かい合って話すシーン好き。
特にこの手の映画って、タイムパラドックスをどう扱うんだろうっていうのが結構気になるんだけど『細けえことは分からんから気にすんな』って説明をぶん投げる老ジョーの姿勢が潔くて素敵だった。

最初『レインメーカー』って出てきてオカダカズチカ選手しか浮かんでこなかったけど、これ元々『雨のように金を降らせる人=めっちゃ稼ぐ人』って意味がある単語だったんですね。30年後の未来の独裁者はどうしてそう呼ばれるようになったのか?どのような存在なのか?もうちょっと30年後にもフォーカスを当てて描いてほしかったなー。
ラスト然り。最後あの子が30年後にどんな大人になったのかまで描いてくれると完璧だったなーと思った。

あとTK(念動力)、最初ほんのちょっとしか出なくて忘れた頃に後半で大事な要素として出てくるけど、もうちょい途中で存在感アピールしといてもよかったかも。途中まで完全に忘れてたよ。

冒頭とかの若ジョーの独白で物語の設定を説明しちゃうのはあまり好きじゃないけど、結末含めてまあまあ悪くはなかった。アクション派手だしキャスティング豪華だし。エイミー・ブラントはやっぱり強い母親役が似合うなー。
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