MCU第7弾にして、ここからフェーズ2に突入！な『アイアンマン3』。
これまでの2作に比べてシリアスな雰囲気。AC/DCも流れなかったし…。
ビンラディンを彷彿とさせるテロリスト「マンダリン」が敵かと思いきや、実は本当の敵はアメリカ国内にいて…、と。おぉこれは…ってなる。
「フィクションだし、ヒーロー映画なんです！」っていう体裁を整えておけばなんでもできちゃうよな。したたかというかなんというか。
これまでの2作にもそういう部分はあったけど、今回はなかなか。
『アベンジャーズ』での戦いの後で、トニーはすっかりお疲れ。いや、メンタルやられて睡眠障害やパニック障害など。ここでもまたメンタルヘルスだ。
あんなに自信満々でイケイケだったトニーと、最強だったはずのアイアンマンの雲行きもなんとなく怪しく。求心力も存在感も少し下がった感じ。
これ、アメリカのことなのかな。じゃあ大量に作られたアイアンマン・スーツは？いやいや、怖い怖い。やめよう。
トニーはメディアに煽られてバカやるしなぁ。
ただの勧善懲悪、シンプルなヒーロー映画って感じではなかった。深読みせずともいろいろ含んでそうでしたが、そういう部分を除いても今作はシリアスでした。面白かったけど。
しかしアイアンマン・スーツ何体あるのだ？一同に集まって戦うの嫌いじゃないけど、やはり中に人が入っている方が好きだな。
ペッパー・ポッツは「あぁ～！」って声が出るほどショックだったけど、そのあとすぐに「おぉ～！これはこれでいいんじゃない？」なんて思ったり。
ハッピーがドラマ『ダウントン・アビー』観てるの面白かった。やはり当時人気のドラマだったんだね。ドラマは観たことないけど、この前映画を観たのでちょっとわかって楽しかったな。
イケイケだった過去を振り返ったり、直近の大きな戦いで傷ついたメンタルを抱えながらも前へ進む。
そしてとうとうトニーはある意味生まれ変わり、新たな道へ。
『アイアンマン』の単体作としてはラストに相応しい感じでした。
過去作の敵につてい「実は○○でしたー」っていうのはそれほど好みではないけど、シリーズとして考えたら上手く風呂敷畳んだ感じかな。
そして毎回お楽しみのエンドロール。
今回も面白かったです。
次のMCUは『マイティ・ソー／ダーク・ワールド』ね！ソーはけっこう好きだぞ。楽しみ。
まだ今後のMCUでもアイアンマンが出るのは知っているけど、『アイアンマン』名義のシリーズがこれで最後だと思うとちょっとさみしいなぁ。
