ぬるはち

パフューム ある人殺しの物語のぬるはちのレビュー・感想・評価

4.5
パリの悪臭漂うスラム街で産み落とされたジャンバティスト、生まれながら異常に嗅覚が発達していた、孤児院後に過酷な労働を強いられていたがある日街中で今まで嗅いだことのない娘の匂いに惹かれる、その娘の跡をつけるが意図せず殺してしまう、この匂いを永遠に保存できないかとおもう、香水の製造所に弟子入りし特技を生かし香水を調合し店は多稼ぎ、その見返りとしてバティストは香水の作り方を教わるが、女性を何人も殺して香水を作り始める、一方で匂いを嗅いだら全てを虜にする伝説の香水を作り完成させる、殺人の罪で処刑されるときにその香水を巻く、すべてのひとが魅了され罪は無かったことになるが、バティストは最後に自分にその香水をかけ、人がその匂いに群がり食い殺されるという終わり方
サイコパス映画と言えばそれまでだが、非常に独特で興味深く、インパクトが強い作品、バティストが悪意に満ちている訳ではなく嗅覚という自分が唯一生きられる世界を突き詰めようとしただけなのかもしれない
なぜかバティストに関わった人、母親、孤児院、店主などは全て不可解な偶然に死ぬ
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