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パフューム ある人殺しの物語のkeiのレビュー・感想・評価

3.9
小さい頃親が2・3回観ていて気になっていた映画。確かに子供に見せる映画では無い。でも思っていたほど現実味は無く、おとぎ話の様なストーリーだった。
おとぎ話と言っても、生々しい表現は多い。ここで言っているのは物語(ストーリー)が抽象的で、まるで聖書を聞いている様だってことだ。

中世のヨーロッパを舞台に、生まれつき鼻の利く少年がある匂いに執着し殺人鬼へと変わって行く様を描いている。
まずこの設定なんだが、やたら語り手が奇跡が起こったかの様に話す。後半は少しシリアスに描いているものの、どこかファンタジックさを感じた。

観ているだけでは伝わらない〝匂い〟がテーマなだけあって、映像が素晴らしい。光のコントラストが絶妙で、特に女性の肌が美しく見えた。
オチも含めて期待を派手に裏切った世界観だったが、これはこれでありかもしれない。