"命は自分のものではない。子宮から墓まで、人は他者とつながる。過去も現在も、すべての罪が、あらゆる善意が、未来を作る"
ただただ、すごい作品を観たという感動に圧倒されてる。
最初から最後まで、輪廻転生する6つの時代を繰り返しながら、それぞれが映画の最大の盛り上がりのような緊張感を、絶え間なく描き出す。
そんな張り詰めた糸のなか、現代の話はユーモアを含み、この緩急が作品にリズムを与えている。
違和感を覚えながら、しかしエンドロールまで気づかなかったんだけど、役者も時代を超えて複数の役を演じていたことに感服した。
是枝監督の『空気人形』を観たウォシャウスキー姉妹からのオファーでペ・ドゥナの出演が決まった。
2022-321/字幕