こんな傑作が話題にならなかったのはなぜ?豪華で前例のない野心的なSFで、まさにハリウッド正しい金の使い方なのに、なぜ??!!オスカーでしょ、、、これは。
細い糸を紡ぐようにして語り出される、6つの完全に別物のようで繋がった物語。壮大で叙情的。私はベン・ウィショーとジェイムズ・ダーシーのエピソードが死ぬほど好きです。好きすぎて気が狂うかと思った。好き。
わかってない部分も多くて、解説見て、もう一回見なきゃなぁと思ってる。
因みに誰が何役やったか半分以上わかってなくて、インタビューを片っ端から見た。全く気づかなかったのばかり、、、
愛の話であり、正義の話であり。"What is an ocean, but a multitude of drops?"=大海の一滴であれ、と、込められた理想主義溢れるメッセージにも心打たれる。底辺に流れる哲学が大変好み。3時間もある作品なのに、3時間では足りない。ドラマ化してほしいくらい。繊細な物語であるのに、結果荒削り感が強い作品になってしまったのがマイナスかな。
でもよくぞ映画化したな。やっぱりすごい。
追記: あと、ファンタジー/SFでここまで人種が多様な作品も珍しくて感動した。