出版社に勤めている主人公が、仲間とともに辞書作りに一生を捧げるといった話。
あらすじだけ見るとすごく地味なのだが、実際に観てみると非常に内容が濃い。
一つの辞書を作るのには10年前後の年月がかかり、中には20年以上かけて作られたものもあるとのこと。
作り始めた時と完成する頃では使われる言葉も変わってくるし、使われ方・意味合いも変わってくる。
主人公は無口でコミュニケーション能力の著しく低い人間。が、まじめで勤勉。さらに言語学に精通していたこともあり、まさに辞書作りは天職だったのではないだろうか。
アニメ版は観ていたが、若干それぞれ性格に違いはあるけれどどちらも非常に良い出来だった。
なんだか辞書を引きたくなった。