新年に見るにはもってこいの、今年もほのぼののんびりとひとつのことを着実に生きていこうと思わせてくれる作品でした
12年も月日が経てば、生きていた人も死ぬし、元気だった人も病気になったり、1人だった人は2人になったり、新たな命が誕生する
世界が変わりゆく中ひたむきに作り続けて完成された「大渡海」
わたしたちは辞書があるのが当たり前で、小さい頃から手にし誰が作ってるかなど考えたこともない
しかし、なぜか辞書ひとつひとつに書かれてる意味は違っていてどっちが正しいのかと悩まされたほどだ
それはその辞書を一生をかけて作り抜いた人たちのアイデンティティであり、プライドの表れ
世の中の数多くの辞書はそういう作り手の思い、熱意がたくさん込められたものだと
この作品を見たらとてもよくわかる
馬締と香具矢の関係もすごく素敵で、古臭くはあるけど
ああゆうお互いを尊敬しあい、一見敬語でよそよそしく感じるけど実は深いところで支えあってることが強く感じられた
古風な夫婦関係、すごく憧れます
それと、内容はそこまで明るいものではないのだけれど
音楽がとても軽やかでコミカルなものだったのでそこのバランスがとても良かった
全体の作品として非常に素敵でした
トラさん激かわです ちなみに