原作未読。
『舟を編む』ってめちゃくちゃ良いタイトルですよね。
随分前にテレビでやってるのを観たのですが、その時は流し見してしまっていたので今回再度きちんと鑑賞しました。
主人公の性格と同じ様に真っ直ぐ、優しく、かつ落ち着いた映画。
出てくる登場人物も皆暖かく素敵な作品でした。
真面目な話ではあるもののコミカルなシーンもありとても観やすかったです。
松田龍平演じる馬締が辞書編集部に配属になって最初の飲み会の時の先生の言葉に感銘を受け、そこから辞書作りに没頭していく姿が印象的でした。
オダギリジョー演じる西岡もとても好きでした。約束した通り、部署がかわり10年以上経った後も大渡海の出版に携わっている姿にグッときました。
この2人の距離感が絶妙でとても良かったです。
正直今は紙の辞書を使う機会は滅多にないですが、それでも自分の気持ちを伝える為、また相手の気持ちを知る為にも言葉というものをもっと大切にしたいと思いました。
