舟を編むの作品情報・感想・評価

舟を編む2013年製作の映画)

上映日:2013年04月13日

製作国:

上映時間:133分

3.8

「舟を編む」に投稿された感想・評価

まぐろ

まぐろの感想・評価

3.9
辞書がこんな風に作られていて、こんなに時間がかかるものだとは知りませんでした!
松田龍平さんはまたしてもハマり役だと思いました。
めちゃくちゃ盛り上がるシーンはないですが、静かに心温まるそんないい映画でした。
何かに夢中になって夢を追いかけている人はかっこいいですね〜!
rthuio

rthuioの感想・評価

4.3
静かに、感動する映画
松田龍平もオダギリジョーも良い味。一生懸命になれるっていいですね。
タケさんのような人生の先輩がいていいなと思う
香具矢と猫の話をする言葉の言い回しがはがゆくて好きだった
最近仕事についてすごい悩んでて、商品に対しての愛なんてこれっぽっちもないし、本当に死にたいなあと思いながら働いてる。
アニメ化、漫画化など、様々なメディア展開をしているから前々から興味あったんだけど、観てみるとやっぱり素晴らしかった。


働くってなんだろうか。
僕は一回転職してて、
一社目は商品に対しての愛着はあったんだけど、将来性とかそんなこんなで辞めてしまった。
今の会社は将来性はあるのかもしれないが、商品自体にまったく興味が持てないでいる。正直今の方が断然辛い。


マジメくん見ていると、なりたかった社会人になった自分を見ている気になる。
今更、羨ましいとも思わない。
業界も全然違うし、比べるには、僕とマジメくんの人生は違いすぎる。
1つ言えることは、誇りを持って仕事をしたいということだ。ただそれだけなんだ。


この映画にこの曲を捧げたい。
Sting - Englishman In New York
https://m.youtube.com/watch?v=d27gTrPPAyk


辞書に、仕事に真摯に向き合った素晴らしいジェントルマンとレディーに。
数年前に観た記憶で、自分のために何かを書きたくなった。細やかなシーンは覚えていないけれど、辞書(つまりは言葉)がモチーフのこの映画ならば、きっと許してもらえると思って。

This movie is based on a true story. という英語の響きがとても好き。言葉の対位法を使って、These words are based on uncertain memories. と響かせてみたくなる。

バッハのように堅牢(けんろう)ではないけれど、ヘンデルのように自由なフレージングで。

私にとって、不確かな記憶に基づく言葉は、森に流れる河のささやきであり、木漏れ日の揺らぎであり、岩陰にひそむ恐れでもある。時という雨のなかで輪郭がにじみ、色彩がとけあうこの感覚は、ときに幸福感をもたらし、ときに呪いにもなる。

けれど、『カラマーゾフの兄弟』でアリョーシャが言ったように、総体として祝福すべきことなんだろうと思う。言葉という自意識がもたらす呪いと恩寵(おんちょう)。

『ねじまき鳥クロニクル』で間宮中尉が、井戸の底から見上げた太陽。そこでは、すべてがもたらされ、すべてが奪われる。

辞書を編む。それは、世界を精密にデッサンすることに近い。雨にうたれ、風にほどけていく、この世界の宿命に抗うかのように。かつてデューラーが、キリストに見立てた自画像を描いたように。

どれほど鋭利に迫ってみても、キリコの影は逃げていく。風は笑う。クラリスが聞いた羊たちの沈黙…!レクター博士が愛したその風景。レプリカントたちが見た夢。

世界からはじかれてしまった自意識は、摩擦や抵抗のなかに熱を発し、やがてはその回転をとめるしかない。”自転”している意識など存在しないからだ。

出会いは、互いを惑星としながら”公転”しあう関係に近い。ひとりの青年(松田龍平)が、その軌道を変えようとする惑星(小林薫)に引き寄せられ、別の系で運動しはじめる。

火星のような親近性(オダギリジョー)、木星のような偉大さ(加藤剛)、そして月のように寄り添う神秘(宮﨑あおい)。彼女の名前はカグヤ。

成長などというまやかしも、達成などというごまかしも、サトゥルヌスに喰わせてしまえ。古代ギリシャの人々は、世界を生成・発展・消滅のうちにみた。ウィリアム・フォーサイスが告げるように、それはただ回転運動していくのみだからだ。

やがて火星は軌道をはずれ、彗星のたなびく尾が消える前に、願いは口ずさまれる。そして木星は消滅する。レクイエムは、沈黙のうちにこそ歌われる。

互いに公転しあう惑星は、系から系へと移り変わり、刻まれる時は、時を刻んだにすぎない。言葉は編まれる。そして解(ほど)かれる。

彼は月に向かって言う。「これからもよろしくお願いします」。月は…微笑んだのだったかな…。
さく

さくの感想・評価

4.8
色々な人を通じて馬締が成長していくのがおもしろい
宮崎あおいと松田龍平のみぞみぞ感がすごくいい
鬼ファック良かった。松田龍平が好きだからだけじゃなく、「言語」を定義し、改訂し続けるというもっともヤバイ革命的行為をサラっと映画にしちゃってて震えた。
長根山

長根山の感想・評価

3.7
最後




おおおおおって感じ
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