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オズ はじまりの戦いのKUBOのレビュー・感想・評価

オズ はじまりの戦い(2013年製作の映画)
3.5
【2013 アーカイブ】

ディズニーのライブアクション映画の新作「オズ はじまりの戦い」をレヴュー。予告編を見て「またCG使ったファンタジーか」なんて思って見たら、この作品あのサム・ライミ監督(死霊のはらわた、スパイダーマン)作品なんですね。かなりこだわった作りの素晴らしい作品でした。

まず白黒、ビスタサイズでスタート。レトロ調ではありながらしっかり3Dで、センスの良いオープニングに期待がふくらむ。お約束の竜巻に飛ばされてオズの国にやってきたところから一気に画面に色が付いてカラーに変わる。そのカラーも「総天然色」っていう感じの、メンコの彩色のようなわざとどぎつい色。風景などもわざとマットペインティングのような感じにしている。CG万能だからといってリアルにしすぎず、レトロ感を大事にしているこだわりが気持ちいい。

主演はスパイダーマンで主人公の友人役を演じたジェイムズ・フランコ。3人の美しい魔女にミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズ、ミラ・クニス。でもダントツにかわいいのが「陶器の少女」。キャラクターグッズがあったら売れそうなのになぜか無い。

子供向け・ファミリー向けではあるが、大人の映画ファンにも十分オススメできる作品だ。
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