ペコリンゴ

ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッドのペコリンゴのレビュー・感想・評価

2.5
記録。
“愛する人 殺します”

キューバ史上初のゾンビ映画。
主人公の名前+オブ・ザ・デッドのタイトルからも察せられるように、サイモン・ペッグ主演の『ショーン・オブ・ザ・デッド』にインスパイアされたらしい。

首都ハバナで突如発生した暴動。政府は反体制派によるものと目すが、これが人ならざる者の仕業といち早く気づいたのが、無職40歳のダメ親父フアン。彼は仲間と共に“愛する人 殺します”のスローガンを掲げ、ゾンビ化した人間の殺害代行ビジネスを開始する。

インスパイア元の『ショーン・オブ・ザ・デッド』同様に冴えない主人公がゾンビに挑むという図式であり、ゾンビパニックをビジネスに発展させるというのは後年の韓国映画『感染家族』にも通じるものがある。いずれもゾンビ映画ではあるものの、ホラーよりもコメディが中心で、それは本作も同じ。

でも笑いというのは他のエモーション以上に人によるもので、ツボるか否かは非常にシビア。個人的には全く笑えず、物語自体割とダラダラした締まりの無いものに感じられたのでちょっとシンドかった…。

個性的なキャラクターや設定自体は良かったんですがねぇ。

平均スコア割と高めなのでハマればきっと面白いんでしょう。興味おありなら挑戦してみるのもいいかも。