イギリス・スコットランドで開催されている音楽フェス「T in the Park」を舞台に、人気バンドの男性ヴォーカリストと、新人バンドの女性ヴォーカリストが、一夜の恋に落ちる様子を描いた、変わり種の恋愛映画。
ぶっちゃけストーリーは大した事ないです（笑） ただただ、開催中のフェスでロケを遂行した試みが、本作の魅力の全てと言って良いと思う。メインの2人と、各々が所属するバンドのメンバー等、計20名程度が役者で、残りは実際にフェスに遊びに来ているお客さんや出演者が登場。それが全く無理なく、ひとつの映画としてまとまっているのだから、音楽好き、フェス好きには堪らない。
「T in the Park」は「フジロック」同様テント設営OKで夜通し行われるので、夜中から朝方の幻想的な雰囲気も見所。映画としての仕掛けを特に用意しなくても、音楽と自然が全てを演出してくれる。最近だと「キングスマン ゴールデンサークル」でもグラストンベリー・フェスがロケで使用されていたけど、フェスのムードが正しく出ているのは断然こっち。
ザ・ビュー、ゴシップ等がちらっと映っていた他にプロディジーらしき人達が映ってたけど、何故か字幕は「あ！プロジディ！」。え？「ジディ」？ もしかしてそっくりさん？（笑）
