2012年の公開された「天のしずく」は私が初めて辰巳芳子さんのことを知った作品です。
この映画の当時料理家の辰巳芳子さんは87歳で、鎌倉にお住まいでいのちのスープと呼ばれるスープの作り方を多くの人たつに教えていた。人気すぎて溢れるぐらいの生徒さんがお部屋にぎっしり。
ごぼうを下ごしらえしたり、胡麻を擦ったり、人参を刻んだり、野菜をこしたり。本当にひとつ一つの工程がとても美しくてとても理にかなっていた。
あぁ生きることは食べることなんだなぁと思い知るほどです。あんなふうに心を込めて作られた料理はきっとどんな薬よりも体に効くんだろうなぁ。