長良川ド根性の作品情報・感想・評価

長良川ド根性2012年製作の映画)

上映日:2012年11月10日

製作国:

上映時間:80分

3.2

「長良川ド根性」に投稿された感想・評価

miyagi

miyagiの感想・評価

3.0
長良川の河口堰によって苦しめられる漁業者たちのドキュメンタリー。
東海テレビドキュメンタリー特集より。

国策に翻弄される漁業者たち。
シジミやハマグリ、アユが取れなくなり後継者不足にも悩んでいるが、なぜか生き生きしている人々。
そこで生きる人たちの息遣いを丁寧に取材していた印象。

ただ、テーマがローカルすぎて、マクロの問題にまでは立ち上らなかった印象は拭えない。
Sho1004

Sho1004の感想・評価

3.4
長良川河口堰問題を取り上げたドキュメンタリー作品。
河口堰の運用により川の流れが堰き止められて、そこに住むアユやしじみが姿を消した。それと同時にそこを仕事場とする漁協も壊滅的被害を被った。

20年経って、今度は環境改善を理由に開門調査を開始するという。
本来なら喜悦するほどの決定であるが、その変わりきった川で20年間変わらぬ思いで船を出し続けた漁師は「勝手なことをもうするな。放っておいてくれ。」とつぶやく。
それだけこの20年という間、苦しみながら必死こいて環境に適応していったのだ。

川の流れが戻り、アユもしじみも戻ってきて、また以前のような賑やかな漁協になればと願う。
岐阜県と三重県に流れる長良川の河口堰をめぐるドキュメンタリー作品。

長良川河口堰自体はちょっと離れたところにありますが、長良川は自宅のすぐ近くを流れているので馴染みのあるもの。

目の前の人間の生活を考えたら河口堰ってのは必要なものかもしれないが、広く大きく見たら不要なものだったんでしょうね。

漁を生業とされてる方からしたら本当に苦渋の決断で河口堰建設に合意したのに、現在になって「必要ないもの」という議論されても冗談じゃない!という気持ちになって当然だよな〜。

長良川河口堰近くの荒れ地はなんだろう?と通った時に思いましたが、理由を初めて知りました。
人間の勝手で自然を壊したツケはいずれある気がします。
joujim

joujimの感想・評価

3.0
治水と水不足で水門必要→自然回復のために水門いらない、と180度変わる行政に振り回される人々…まあ、ン十年の経済状況などを予想するのは難しい、というのはわかりますが。これからは謙虚な態度で開発計画などを立ててほしいものです。

破壊された漁業環境になんとか対応して生きる漁民がたくましい。
馬子

馬子の感想・評価

3.0
東海テレビドキュメンタリー劇場第4弾

長良川河口堰をめぐり、政治に翻弄される漁師たちを追ったドキュメンタリー

長良川というから岐阜かと思ったら、桑名の蛤蜆漁師だった
CTB

CTBの感想・評価

3.0
映画と関係ないが、しじみ漁師の皆さんの撮影クルーに対する対応が自然で憧れる。自分もオドオドしないであんなふうに生きれれば…。
Osamu

Osamuの感想・評価

4.0
おもしろかった。

長良川河口堰問題と当事者の漁業従事者を映すドキュメンタリー。東海テレビ作品。

社会的な問題を個人の人生とかぶせて語っている。

公共事業は何らかの公益を実現するために計画され実施される。それ自体に問題は無い。問題なのは、その公益の裏側で不利益が生じることがあるけれど、目的に掲げた公益を絶対化するために不利益を矮小化する作為が行われること。更には、実施後に効果検証も充分に行われず、やりっ放しであること。

作為により不利益を隠した上に公益もあやふやにする。

関係する人びとの人生は先祖から引き受け子孫に受け継いでいく壮大な連続性の中にあるのに、その人生に深く関与するような公共事業には連続性が無いというのは、本質のところで矛盾している。

そういうことを理解させてくれるドキュメンタリーだった。
テレビドキュメンタリーの使命が表れた作品で映画的な面白さは、ない。
決して悪い作品ではないが、映画的な面白さは無い。
手堅く真面目に、という感じ。

結果を先に出して後から原因を説明する語り方を基本にしているが、この分野の知識に疎い自分にとっては、結果だけボンと出されてもチンプンカンプンになる。

終盤の、組合長の憤りのコメントは良かったが、それ以外は「特に自分とは関係ないな」と思ってしまって、あまりノレず。
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