ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館のまるもちのレビュー・感想・評価

ダニエル•ラドクリフがハリーポッター以降初めて出演した映画。始終辛気臭い表情で、可愛いハリーのイメージを払拭してやろうって彼の意気込みも感じられます。
妻を亡くした失意の弁護士。排他的な村人達に、曰く付きの洋館、館が陸繋島の様な地形に建っていて禍々しいモン・サン・ミシェルみたいで素敵。街と館を繋ぐ唯一の道が満潮時に海に沈む様が、俗世間との隔たりを象徴するかの様で退廃的。冒頭から終わりまで湿った感じの雰囲気、大好物です。原作のラストの方が好きだけど、映画版のラストもある意味幸せそうでアリですな。