このレビューはネタバレを含みます
ルビー。いとしいルビー。無邪気なルビー、カルヴィンなしでは生きられないルビー、明るくて笑ってばかりのルビー、自由なルビー。
あらすじもなにも知らずに観たので、とてもわくわくしたし、彼らの日々の描き方が素敵だったな〜〜
わたしは眠るなかでみる夢を大切にしているので、単純に、創造物が現実に現れたらなんて面白いんだろうと思ったけど、そっかあ、すべてを決めてしまえるし、変えてしまえるんだもんね。
カルヴィンにはあまり共感はしなかったけど、なにより、ルビーが可愛い!
カルヴィンがルビーに「きみはぼくの創造物だ」と伝えてしまったとき、それはとても、ひどいことだと思った。彼女はきちんと過去を持っていて、出身地も、家族も、高校のクラスメートも、きちんと持っていて。それはカルヴィンが与えたものだけど、彼女はそうだとは知らないから。それを伝えてしまったら、彼女はどうやって生きていくんだろうと思った。だったらはやく、消してあげてと。
だから彼女がカルヴィンとのすべてを忘れて現れたとき、よかった、と思った。よかった。彼女は生きている。「結末は教えないで」
それにしても、最高なラストだ。
ゾーイカザンさんが脚本を書かれていると知って、びっくりしちゃった。ポールダノさんがほんとうに恋人なのもびっくりだ!すごいなあ、恋人でありながら演じているんだもんなあ...