エソラゴト

ルビー・スパークスのエソラゴトのレビュー・感想・評価

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)
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監督は『リトル・ミス・サンシャイン』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス夫妻。言ってみれば実際の夫婦が実際のカップル(ポール・ダノ&ゾーイ・カザン)を撮るという珍しくも稀有な作品。

主人公カルヴィンの男の願望丸出しの振る舞いは最初のうちは微笑ましく暖かく見守っていたが、終盤に向かうにつれて痛々しく狂気じみたものへと変わっていき、さながらホラー映画を観てるよう…。

恋愛に限らず人生全般は自分の思い通りにならないから辛いけれど面白い、だからこそ生きてる価値がある…この感覚は後年鑑賞する事になる『her/世界でひとつの彼女』でも覚えたものと同じだった。



大好きなFoxサーチライト作品で大満足…なのだが、パンフはフライヤーのような簡易的なものでそこが唯一の不満点。