あきしげ

レ・ミゼラブルのあきしげのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
2.0
正直に言おう。
ミュージカル映画は苦手。
でも鑑賞した。

主な苦手な理由と要因には、
・ドラマは歌じゃなくセリフで観たい
・不自然に歌い出すのは納得できない
・歌のおかげで物語へは入り込めない
・感情移入できず面白く感じられない
と、根本的にダメなのです。

それでも鑑賞を避けられない。
評価が高い作品は絶対に観る。
そのポリシーを元に鑑賞した。

その結果がスコア。

本作はセリフのほとんどが歌。
いやっ、すべてのセリフが歌。
登場する人たちのセリフは歌。

まさしくはミュージカル映画。
紛れもなくミュージカル映画。
これこそがミュージカル映画。

だけど、ダメでした。

みんな歌っているから感情移入できず。
死ぬ間際まで登場人物が歌っています。
不自然なる状況に現実へ引き戻される。

主演のヒュー・ジャックマン。
トニー賞を受賞した実力派で、
本作の歌は実に上手いのです。

彼を追う警部役のラッセル・クロウ。
ロックバンドのボーカルであるから、
安定した歌声を魅せてくれています。

ヒロインのアン・ハサウェイ。
冒頭だけであるが強烈な印象。
歌と熱演が凄まじいの一言だ。

ヒロインのアマンダ・サイフリッド。
『マンマ・ミーア!』ですでに知り、
少しだけの歌でもしっかりと記憶に。

革命学生のエディ・レッドメイン。
どうも生理的に顔が受けつけない。
歌と演技は上手いけど顔が苦手だ。

このように配役は文句なし。
当然だがみんな歌が上手い。

しかも、本作は現場で歌が録音されている。
だから、口パクではなく本当に歌っている。

でも、ダメでした。

ミュージカルは残酷な現実を、
明るい歌声に乗せて現実逃避。
そういうイメージを持ちます。

本作はちょっと違いました。
すべてを歌だけで表現する。
キャラクターの心理描写も、
歌にして大々的に語ります。

アクションやドラマは添え物。
歌を引き立てる為にあるだけ。
だからこそ入り込めなかった。

ミュージカルは映画よりも生で観た方がいい。
役者から放つ生の迫力は舞台だと違うだろう。
そう思うほどに出演者たちの歌が上手かった。

RE-118