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レ・ミゼラブルのATのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.5
主役ジャン・バルジャンの人格…!
もともとは、飢えた妹の子どもためのひとつのパンのため。
そして縁あって託されたコゼットのため。
コゼットと愛し合うマリウスのため、自分が死んでもいいからマリウスをbring him homeと神に祈る…
自分を執拗に追いかけてきたジャベールに対しても、自分は悪人ではない、恨んではいないと命を助ける…
人格者は自分中心ではなく、こうしてものごとを考えるのだと…

その他の登場人物も、悪役がいないというか、みんなそれぞれ考え方が異なる中で悩み葛藤しているところが共感できた。
原作本を読んで深めてみたいと思う!

この作品の背景、根底にはキリスト教があるのだな、と思った。
たくさんの教えがある名作!
歌も本当に素晴らしい!!
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