素晴らしき繋がり
なんといっても、脚本が完璧。脚本が素晴らしければ、舞台だろうと映画であろうと完成しうるのだなと思った。凄かった。軸を持ちつつ、周囲の人物一人一人が光っていた。それぞれの個性をもって。
観る人の数だけ、物語の主題も変わってくると思う。そんな作品だった。個人的に刺さったのは、「法か善か」。それぞれの立場もありつつ、考えさせられた。登場人物が深く描かれることはないが、どんな人物なのかすぐに理解できる。考えられていて、凄いとしか言いようがない。
音楽も良く、同じ音に違う台詞を合わせたりしていて、それまでのシーンが甦りつつ。
ただ、フランスなのにずっと英語なのは面白かった。
本当に観て良かった。
ミュージカルであり、映画であり、レ・ミゼラブル