Carly

レ・ミゼラブルのCarlyのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.3
展開も結末も理解っているのに泣いてしまう数少ない作品のひとつ。
誰も彼もが悲しくて切ない。それぞれが抱えている葛藤や苦悩、その背景が歌でも情景でも表情でも描かれていて犇々と伝わってくる。ダラダラ長いだけの映画とは大違いだ。
アマンダの透き通るような透明な歌声に救われる。そしてヒュー・ジャックマン。この劇中では実に数奇な運命を辿ったものだ。実に人間らしく、歓喜と挫折に満ちていた。アン・ハサウェイの孤独な愛の調べに鳥肌。
個人的にはヘレナ・ボナム・カーターを絶賛したい。異色ながらよく存在感を露にしたものだ。
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