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レ・ミゼラブルのMのネタバレレビュー・内容・結末

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

Amazon prime videoで初鑑賞(字幕)
ミュージカル好きだからとても楽しめた。
ほぼ全編が歌だとは知らなかった。みんな歌上手い。
ヒュー・ジャックマンの迫力がすごい。アン・ハサウェイ美人。コゼット(アマンダ・サイフリット)の目が吸い込まれそうで美しい、美人、もちろん歌も上手い。マリウスの役自体はあんまり好きじゃないけど、エディ・レッドメインがかっこいいし歌も上手いし演技も好き。
ジャヴェール(ラッセル・クロウ)がいつも高くて足場の悪いところで1人歌ってるから、「危ないww」と思いながら見ていたけど、冒頭の「下を向け」の歌のときから高いところにいたし、彼はずっと法の番人として下を見下ろして生きていことを表しているというかリフレインになっているのかなと思った。
エポニーヌがとにかく報われなくて辛い。2人を仲介してあげて、見つめ合うのを後ろで見ながら3人で歌うシーン好き。歌がきれいだし悲しい。最期までマリウスのために生きて死んだところが悲しい。
ガブローシュもキーパーソンで良い働きをしてて良かった。歌もうまい。撃たれるシーンの衝撃。
宿屋の夫婦は最後まで懲りずに図太くコミカルで面白かった。ヘレナ・ボナム=カーター好き。
ジャン・バルジャン最期のシーン~ラストは泣いた。ここでファンティーヌが出てくるとは。死後に神父のところに歩いていくところで号泣。ラストに死んだ人が集まって革命の歌を歌うところは、劇中に学生が言うように、彼らの命が無駄じゃなかった、いつかフランスに自由が訪れる、という希望を抱かせてくれてよかった。フランスの革命の歴史の末に今があることを改めて実感した。
ところで、死の間際にジャン・バルジャンが「罪深き我をお許しください」みたいなことを言ってたんだけど、罪って何だろうか?パンを盗んだことは19年の汗で償ったと言ってたし、銀の食器を盗んだこと?それ以降は罪を犯さぬように生きてきたはずだし。それとも、キリスト教における決まり文句というか、人は皆罪深い、ということなんだろうか。理解不足が悔やまれる。
M

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