MikiSuzuki

レ・ミゼラブルのMikiSuzukiのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.3
美しい闘いの物語だった。
みんなファイターだった。

ジャン・バルジャンは過ちから立ち直って、愛に生きる人生を選ぶ。
それをきっかけにそれまでの耐える人生から、闘う人生にシフトチェンジしたように思う。

法と闘い、娘を守るために闘い、愛の為闘い、葛藤と闘う。

観ている私までも、どうかジャン・バルジャンに正しくあってくれ、正しく生きてくれとプレッシャーをかけるように祈ってしまう。

観ている間ずっと苦しくて救われてほしくて、正しくあってほしくて、解放のかたちは死だけども、美しい物語でした。

古典的な作品の古典的な美しさ。



テナルディエ夫妻の強かさがあってくれてこの物語はある意味救われてる。
エルポニーヌが切なくて歌う度に泣いてた。もっとズルい女になってよ、頼むから。
MikiSuzuki

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