みかん

レ・ミゼラブルのみかんのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.8
1815年南フランス。1つのパンを盗んで刑務所で19年間過ごした男の壮絶な人生と、彼を取り巻く、激動の時代に翻弄された人々の物語を圧倒的な迫力で描いたミュージカルムービー。

再鑑賞で、もうラスト知ってるし泣くことはないだろなぁとのんびり構えてましたが、やっぱり壮大なエンディングには滂沱の涙でした。

格調高く重厚なストーリーで、95%くらいは歌ですが、演技しながら歌い上げて録音してるとのことで、歌にこもっている感情の熱量が凄く、歌いまくりですが段々慣れてきて気づけばこの世界観に夢中になってましたw

舞台はフランス革命後の、各政党の主導権争いやナポレオンの帝政、また復権を狙う元貴族たちなどで動乱と混乱が絶えなかった19世紀前半。

自由のために絶対王政と戦った民衆は、今は明日を生き抜くパンのために戦っていた。

と、いうことで民衆の誰もが生きるのに必死で、まさにタイトル通り『悲惨な人々』でやるせないこと極まりないです。(意訳で『ああ無情』と訳したセンスは本当に脱帽ですw)

善人といえる人々が生活のために悪に手を染めたり、堕落したり、裏切られたり。

消せない過去、貧困、叶わぬ恋、破れる夢、流れる血…。

それぞれの絶望に打ちひしがれても、自分の良心や愛、正義を信じ、希望を明日に繋いでいく姿に心打たれました。

また、原作小説作者のユーゴーの、本当にこの激動の時代を生き抜いた力強さや情熱を端々に感じました。

これぞ不朽の名作!

特に民衆の歌が感動的でした!

🎶「地に苦しみは絶えぬが
希望の光灯り続ける
どんな暗い夜もいつか明け
日は昇る

明日が来るとき
新たな未来がはじまる」

ラストは切ないけれど、前向きなパワーと勇気がもらえました。

キャストも豪華絢爛。
エディ・レッドメインの、ファンタビのゆるパーマも素敵ですが、こちらのスタイリッシュな短髪もカッコいい!w

またいつか観たいです!


★貧困と飢餓のためパン1つ盗んだ罪で、19年間投獄され人生を失ったジャン・バルジャン。

釈放されたものの路頭に迷い、再び窃盗に手を染めてしまうが、見逃し赦してくれた司教の真心に触れて改心。9年後、市長となるまでの人物になった。

そんな時、ある悲劇に見舞われた女性ファンテーヌと出会い、彼女から愛娘コゼットの未来を託されることになるが、、。