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レ・ミゼラブルのwarderbrothersのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.7
ー感想ー
電車で観ていたらめちゃくちゃ号泣しちゃいました。はずかしっ。
私が最も感動する時というのは、話の内容よりも言葉に重みや強さを感じた時なんです。
その点から考えると、自由のために戦い人々が強く生きる姿と、大きく声を上げて力強く歌い上げるあの美しさにとてつもなくでかい感動を覚えるわけです。
歌詞の1つ1つに重みを感じます。こんなミュージカル映画が観たかった。
実はというと私はミュージカルがとても苦手で四年前にレミゼラブルを観た時は良さが全くわかりませんでした。

この作品の良さに気づけて本当に良かったです。自分の感性の成長を感じました笑



ー考察ー
「生きたい」
人はどうして「生きたい」と願うのでしょうか。生きるのが当たり前になっている私たちからしたらこの気持ちは薄れているのかもしれません(むしろ死にたくなることのほうが多いかもしれない、、、)。

そんな生きることに対して鈍感になっている私たちに大きな気づきを与えてくれるのがこの作品。
「苦しいのになぜ必死に生きようとするのか、」
「ジャンバルジャンの人生は苦しすぎる、あんな人生は送りたくない、、、」

ですがエンディングで迎える彼の死はあまりにも美しすぎました。悔いなど全くない様子で安らかに息を引き取りました。

そんな彼や他の民衆から読み取れることとして、人生を全うし、悔いなく人生を終え、満足して命を終えることが「生きる目的」なのではないでしょうか。
「生きたい」という気持ちは「人生を全うしたい」という欲の表れなのかもしれません。
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