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レ・ミゼラブルのsoumaのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
5.0
☆★900レビュー☆★

“To love another person is to see the face of God.”

昔は、ミュージカルというジャンルを敬遠してたので
実はこれが初鑑賞。

全編ミュージカル演出による
とてつもなく素晴らしい作品だった。
(フルミュージカルなので、やはりミュージカル得意じゃない人には向かない作品だろうな)


舞台は、1815〜1832年の物語。
フランス革命を経て
王政復古したフランスから始まり
7月革命後の6月暴動へ。

王政への反発による資本主義体制を舞台とした作品ではあるけど
ただの革命物語ではなく
【すべて】の愛をつめんこんだ愛の愛による物語。
とてつもなく偉大な作品。


■4つの愛について

・慈愛(アガペー/agape)
司教様の慈愛によって、一人の男が救われた。
そして、その男がいくつもの慈愛でさらに多くの人を救う。
この慈愛こそ、本作の愛の連鎖を生み出した。

・家族愛(ストルゲー/storge)
ファンティーヌ(アン・ハサウェイ)と
ジャン・バルジャン(ヒュー様)が
コゼット(アマンダ・サイフリッド)へ向けた愛。
必ず皆が持っているはずの家族愛。

・友愛(フィリア/philia)
マリウス(エディ・レッドメイン)とエポニーヌ(サマンサ・バークス)の関係はまさに。
もちろんエポニーヌに恋愛の心はあったけど
恋愛を超越した友愛がそこにはあったはず。
ボク個人的には、男女の友情は否定派なんだけど
これみせられたら
考えを変えねばとすら思えた。

・恋愛(エロス/eros)
マリウスとコゼット。
目と目が逢う瞬間
好きだと気づいてしまったやつ。
恋愛が主題になっていないのに
二人の愛は永遠に続きそうな演出で素晴らしい。


■謝辞
900本目ということで
これだけ続いたのも
いつも「いいね」や「コメント」をくださる
フォロワー様のおかげな気がします。
ただの備忘録なら
ここまで文章を考えることもなかったと思うので。
さらに最近フォローしていただける方も増えまして嬉しい限りなのですが
なかなか皆さんに「いいね」返しもできていなくて申し訳ない。
感謝ばかりですが
これからもよろしくお願いします。

できたら切りの良い1000レビューくらいで
謝辞を書きたかったんですがフライングしちゃいました。
この作品を観て
感謝の気持ちを思い出したからかもしれません。
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