ただの大学生

レ・ミゼラブルのただの大学生のレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
5.0
再鑑賞

トム・フーパーが監督したレ・ミゼラブルはビクトルユーゴの小説を原作化した作品。主演はヒュー・ジャックマン。
パンを盗んだ罪で捕まったジャンバルジャンの波乱の半生を描いたミュージカル映画。

小説版は元々知っていて好きな作品の一つだったので映画化されると聞いてとても楽しみだったのですが期待値はそこまで高くなかったです。というのも小説版を超えるのはなかなか厳しいんじゃないかと思ったからです。ジャンバルジャンやコゼットを役者陣がどう演じるのか、ミュージカルでどう表現するのか、あのシーンはこのシーンは、など色々考えながら映画館に行ったのを覚えています。

観た感想としては凄く面白かったです。映画館で観て正解でした。最初のシーンで引き込まれました。映像がとても壮大且つ美しかったです。音楽も最高でした。個人的には最初の音楽と酒場のシーン、それと民衆の歌が強く印象に残っています。また俳優陣の演技が凄まじかったです。特にヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウは、ずば抜けていました。どういう結末か分かっているはずなのにこっちまで緊迫感、緊張感が伝わってきて鼓動が凄かったです。一番好きなシーンはエンディングです。これだけにお金を払ってもいいくらいです。映画で初めて感動しました。

映画自体暗いトーンですがミュージカルにしたことによって上手く抑揚がつけられていたと思います。暗い映画はあまり好きでない人でもこの作品は楽しめると思います。おすすめの一本です。