シェイクスピア別人説(17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアー)のお話。
複数人説も聞いたことあるけど、主役の詩人ベン・ジョンソンがゴーストライターってわけではなく、構成が面倒くさい。
また、エドワードはエリザベス1世の元愛人で、若かりし頃の2人を演じる役者はまた別にいて、更に面倒くさい。
ただ、始まりと終わりの演劇的導入部分が大好きです。
ツボに入って期待大だったけど、映画の中の大きな目的みたいなものを掴めないまま、恋愛要素とプチミステリーがサラッと入った宮廷劇を見せられた感じ。
エドワードの数奇な人生をどーんと悲劇的にするとか、主役がエドワードに心酔するとかもっと芸術面で交流を持つとか、
登場人物減らしてもっと戯曲に込めた熱とかが伝わるエピソードがあったらいいのになぁ、と思った。
印象に残ったセリフ。
「私は人間性の追究を生涯の仕事にしてきた
私には君が分かる
たとえ私を裏切っても
決して私の言葉を裏切りはしない」
