インドの伝説的英雄シヴァージ・ガネーシャン。
俳優でもあった彼の半生をモチーフにした映画。
それを大スターであるラジニカーントが演じる。
2010年に公開された『ロボット』の以前、
ポリウッド映画史上最高の製作費と興行収入。
監督を務めるはシャンカール、
音楽にはA.R.ラフマーン、
それと主演のラジニカーント。
この三人が初めて組んだ娯楽作。
ポリウッド最大の特徴は歌と踊り。
ミュージカル映画と遜色ない作風。
それだけじゃなく、
本作にはアクションやロマンスに、
ドラマも盛り込まれた濃密な内容。
シヴァージを演じるラジニカーント。
その言動一つ一つが格好良さを追及。
何より嫌味がない彼の笑顔が魅力的。
58歳ながらも歌と踊りをこなして、
アクションすらこなすベテラン俳優。
シヴァージ=ラジニカーント。
それほど強烈なキャラクター。
愛するべき主人公なのである。
特にガムを食べる時、
コインを操る時など、
相当格好良うのです。
二枚目の役だけじゃなく、
三枚目の役も素晴らしい。
そのシヴァージが愛する女性、
タミルセルヴィーには、
シュリヤー・サランが演じる。
インド女性らしい美しさ。
抜群のスタイルであって、
一度見たら忘れないです。
特に学生時代からダンスには定評があって、
そのキレはラジニカーントに引けを取らず、
彼女の魅力は絶対釘付けになる事でしょう。
物語は勧善懲悪のストーリー。
腐敗した裏金の撲滅がテーマ。
社会派の一面を持ち合わせて、
単なる娯楽作で終わりません。
ポリウッドを知らない人は、
本作から入るのは悪くない。
きっとインド映画が好きになるだろう。
すべての要素を詰め込んだ作品である。
ポリウッド映画においては、
最高の傑作。
娯楽の本作。
不朽の名作。
ポリウッド映画の金字塔だ。
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