an0nym0us

ももいろそらをのan0nym0usのネタバレレビュー・内容・結末

ももいろそらを(2012年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

空々しくて、白々しい自分。

そんな空白を埋められない毎日。

眩い虚ろは、絶対的な特権であることも知らず…
ただ消費することに、漠然とした焦りを抱いてる。

お金は汚れてなんてないよ。
単なる価値観のスケールでしかないから。

要は…使う人間次第ってこと。

いい記事ばかりの新聞。
みんなで嘘を覆い隠して…
綺麗事だ、偽善だと、自分たちを笑い飛ばしてる。

バカって言う方がバカ。
子供みたいな口ゲンカに宿る真実。

バカは自分に反射してくるからね。

それでも、ちょっとはマシな自分になりたくて…
また悪態を吐くんだろう。

おかえりなさい、あの時の私。

ようやく視界が拡がった時は斎場の前。

誰もが、人知れず、何かを、抱えてる。

色を失わせていたのは他でもない…

自分だったのだと。


ももいろそらを、見上げて想う。


決めるのは他の誰でもない。


自分だ。


ここ数日の激務でコンディション最悪。
作品に対して失礼かもです…(苦笑

瑞々しいけど、モノクロの画も煩くなくて、ちょっと遠くから眺めるみたいに緩やかに観賞できる作品でした。
弛緩した身体に心地よかった。
an0nym0us

an0nym0us