MOON

ゲキ×シネ「髑髏城の七人」のMOONのレビュー・感想・評価

4.2
舞台未見。
ゲキシネでは2回目の鑑賞。
(DVDでは数知れず)

初めて見た時も森山未來くんと早乙女太一くんのズバ抜けた才能に心震えましたが、再見してもその感動は色褪せず。他の出演者の方々も良かったんだけど、もうこの2人が圧倒的すぎて。登場した時のオーラ。迫力ある口上。声の深さ。殺陣の速さ&手数の多さ。美しさ。湧き上がってくる色気。台詞回しのバリエーションの多さetc…。どれをとっても「凄い!」としか言えない。

ストーリーも興味深く引き込まれました。心の奥深くに抑え込んでいた想いが溢れ出し儚く堕ちていく蘭兵衛の悲哀と美しさに心掴まれました。悪がこれほど美しく映るとは。太夫との最後の対峙にもグッときました。

同年代の方々ばかりで構成されている分、舞台慣れしている人、してない人。舞台栄えする人、しない人。その差がハッキリ出てしまっていた印象も受けました。

でも何度でも観たくなる。
そんな作品でした。
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