さとうの人

ゲキ×シネ「髑髏城の七人」のさとうの人のレビュー・感想・評価

5.0
豊臣秀吉の関東攻めを背景に、信長の遺臣が天魔王として非道な日本征服を狙い、天魔王の旧友を中心とした個性豊かな面々が彼に戦いを挑む舞台を撮影し、劇場用の映像にしたもの。

まず音の圧力がガンガンくる。すごい。
舞台以上に役者の顔に寄ったりするカメラワーク。時々「寄り過ぎ!」と思うこともあるけど、顔に浮かぶ汗や研ぎ澄まされた眼差しなど、生で観たときでは味わえないものがある。役者の魂を見ている感じ。

殺陣がとにかくかっこいいこと。
小栗旬演じる主人公の、ぶっきらぼうだけど確実に倒すスタイル。
早乙女太一の舞うように美しいスタイル。
森山未來演じるラスボスの、能の様な動きを取り入れた、人間を捨てた様なスタイル。
大変素晴らしい。それだけでも価値がある。

舞台なので一人一人が映画よりも大げさな演技。
普段テレビや映画では見られない姿であり、その必死さがまた感情を揺さぶられる。

まとめると、ゲキシネよき
さとうの人

さとうの人