えいがうるふ

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語のえいがうるふのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

つやの一人勝ち。
決してぶれない阿部ちゃん演じる松生を除き、出てくる男性全てがただただ女性にだらしない薄っぺらい人間に見えて魅力がない。
大学教授の色気がヤバい?は?そういえばこういうのが大人の男の色気だと思ってる勘違い文系ナルシスト親父が昔いたなー。

せっかく好きな女優がたくさん出てるのに、みんなあまり綺麗に見えない。それぞれ不幸や不満のマイナスオーラをたっぷり纏ったくすんだ表情やヒステリックな振る舞いが目立ち、同性として憧れるような大人の女性の魅力を感じられなかったのも至極残念だった。

これで短編ならまだしも、長尺でダラダラ見せられた結果、時間を無駄にした感が倍増・・。
ただ、全ての関係を結ぶ唯一の焦点であるつやが最後まで謎の存在のままなのは粋だと思った。だからこそ、の説得力か。

邦画にしては珍しく歌入りのエンディングテーマが上手いこと物語を締めくくっていたので、ちょっと加点。