このレビューはネタバレを含みます
こういう作品は女性映画と呼ぶのだと思っているのだが、合ってるだろうか。
ガーリーと呼ぶにはあまりにも登場人物を俯瞰していて、でも彼女たちの未熟な精神性を見事に描き出しているので成熟した色気の無いまさ…
人生で決してわすれることのないいくつかのシーンと感情を、一度も経験したことないようなシチュエーションから的確に炙りだす魔術師ジュライ。
この映画を思い出すだけで嗚咽しそうで大変なんだけど、あんまり…
さざ波みたいにいろんな感情が押し寄せてはすぐに引き返していく映画だった、いい意味で。原案(?)の小説も大好きだし。
結構ロマンチストで夢見がちだから叫びの合図とか2人の間でしか成立しないコミュニケー…
【勘違いしている映画】
作る側が勘違いしているなと感じられる映画がときどきあるものですが、これはその一つ。
監督と主演女優を兼ねている某女の勘違い。ちなみにさほどの美形でもありません。
今のL…
ミランダ・ジュライ監督主演。これまでのアートパフォーマンスの要素が盛り込まれているらしく、彼女の奇妙で独特の世界観が堪能できる。Tシャツダンスを目撃したおっさんの表情には笑った。歳を重ねることの恐れ…
>>続きを読むずっと息詰めて見ちゃってぐったり…そして即DVDポチった。
主人公たち、30代も半ばなのにひょろ~っと頼りない。怠惰で未熟、でも穏やかに流されていく彼ら。この年齢でなくとも、恋愛でなくとも、感じる人…
この感覚は私にとって、苦しみと接するほどに新鮮なものではないし、だからといって笑いに代わるほどに操れているものでもなかった。24年で、嫌というほど経験した強い苦しみや痛みはその100分の1も昇華され…
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