広島カップ

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日の広島カップのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

イマジネーションたっぷりのお伽噺です。
インド人の少年が乗ってた船が嵐の夜に沈没して、彼はボートで脱出し漂流します。この時、なんと獰猛なトラと舟を共にする羽目になります。元日の夕方にNHKでやってましたが、今年は寅年でなくて申だよね?

映像とストーリーのオリジナリティが見ッ~事!です。
虎を始め動物の存在感と動き、水中の表現、海上で起きる数々の事象についての色彩とイマジネーションが参りました。足の踏み場もないくらいミーアキャットがうじゃうじゃいる島なんてどうやったら想像できるの?テクニック先行ではなくて、ちゃんとクリエイティブでアーティスティックな画になっています。
船上での二人の関係ですが、虎がいなければ少年は孤独、孤独を癒すパートナーが獰猛で気を許すと喰われちゃう虎。虎にとっては腹がへったら喰っちまいたい動物(ヒト)、だけど魚など餌をくれる居なくなると困る奴という関係。

《ここから先、ラストのネタバレになります》



数々の試練を乗り越えて二人は憔悴しつつも陸地に漂着します。二人の別れ際、虎が少年を無視!してジャンクルの奥に去って行くところが、なんとも言えず良いです。困難を互いに乗り越えたことで友情が生まれたりしないのがとても気に入りました。少年の方には未練がありましたが・・・・
リチャード・パーカー(虎の名前)!
それでこそ君は真の虎だ!?
やっぱり寅年に放映した方がよかったんじゃないですかNHKさん?