似太郎

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日の似太郎のレビュー・感想・評価

3.7
【軽トラトラ】

原作小説(『パイの物語』)はすでに読んでいた。さすがに名匠アン・リー監督なので律儀に映像化してくれた事は嬉しい。

わざわざ3D映像で体験する程の壮絶さは別段感じなかったが、どこかデフォー『ロビンソン漂流記』にも似た示唆的ムードも漂う。

文学は文学。映画は映画ならではの良さがあるんだと思う。しかし本作にはそんな【映画ならでは】の外連味がちっとも感じられない。所詮は脚本が良く書けただけの長物!。映像的な工夫が感じられないのが玉に瑕。
似太郎

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