上海十月

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日の上海十月のレビュー・感想・評価

4.2
トラと少年が漂流する話だが、これだけで面白い話になるのかと訝っていたが、観始めてみたら、現代の童話のような話で驚いた。インド人の話なんで最初は、ナイト・シャマランにそのあと、ある意味似たような「ゼログラビティ」アルフォンソ・キュアロンへと二転三転してアン・リーに。しかし、アン・リーは、ジャンルを選ばずなんでも撮る。漂流するまでの話が長いが、これはこれで面白い。キリスト教、イスラム、ヒンズー教の3つも信じる少年時代。漂流して自然の驚異とトラとの生活が生きる糧になり、自然の猛威を観て神の存在を感じる。2Dでみても十分面白い。とくにトラのCGには、驚いた。どんな話でも映画になるんだなあらためて感じるのとCGを使ってアートチックな映画も撮れることを証明した作品ですね。
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