アキラナウェイ

レッド・ライトのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

レッド・ライト(2012年製作の映画)
3.1
ロバート・デ・ニーロ!!
シガニー・ウィーバー!!
キリアン・マーフィー!!
エリザベス・オルセン!!

こんなに豪華なキャストなのに、知名度低くない?

個人的には大好きな超能力系スリラー。

大学で物理学を教えるマーガレット・マシスン博士(シガニー・ウィーバー)と助手のトム・バックリー(キリアン・マーフィー)は、超常現象を科学的に調査し、霊能力者のインチキを暴いていた。そんな中、30年以上に表舞台から姿を消していた超能力者サイモン・シルバーが再びショーを開催し、話題を集める。伝説の超能力者と超常現象を疑う科学者の息詰まる攻防を描く。

盲人でありながら、透視、念動力、念写、空中浮遊等で観衆を惹きつけるシルバー。演じるロバート・デ・ニーロは流石の存在感と説得力で、もう本当に超能力者なんじゃないかと信じちゃうよ。

対するシガニー・ウィーバー演じるマシスン博士の科学的な反証は、冷淡かつ的確で、何とも小気味良い。
これは…。
X-ファイルのスカリーだ!!

この2人の直接対決はテンション上がるーー!!

…と期待するものの。
しないんだよね、直接対決。

シルバーに対して及び腰のマシスン博士。

脳死状態の息子を抱えている事が彼女の足枷となり、どうも、キャラクターの良さを生かしきれていない様に思う。

そもそも、この息子の設定、いるかな?

そして、マシスン博士、まさかの途中退場。

直接対決叶わずっ!!
何だか勿体ない。

最後のどんでん返しはなかなか良かったものの、シルバーが実は…っていうオチは、いや、科学検証を行うにあたって1番最初に調べている筈だろーよ!!って、思いっきり画面に向かってツッコんだ。

せっかくシルバーのトリックに気付いたのに、それを壇上で暴露する展開にもならないのも、何だか勿体ない。

中盤以降の脚本を書き換えたら、もしかしたらもっと面白くなったかも。