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ムーンライズ・キングダムのohtzcaのレビュー・感想・評価

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)
4.5
ウェス・アンダーソンはウェス・アンダーソンであって、それ以外の何者でもありません

そして、その一点で、私はウェス・アンダーソンが大好きです

美術、衣装、編集、色彩、カメラワーク、ライティング、全てにおいて、細部までこだわり抜かれた独創的にして個性的な、ウェス・アンダーソンの世界を確立しています

小さな島で巻き起こる、ボーイ・ミーツ・ガールな家出事件を通して描かれる人間模様

ベースになっているテーマ自体は下手をすると平坦かつ暗くなりそうな題材なんですが、独特なブラック・ユーモアを交えて、軽く飽きさせずにまとめて魅せるのは、さすがの手腕でしょう

ウェス・アンダーソンの描く物語って、どこか夢のようでもあり、ちょっとばかり残酷でもあり、とても寓話的なんですよね

子役はもちろん魅力的でしたが、ブルース・ウィリス、ビル・マーレイ、エドワード・ノートンら大人たちの右往左往っぷりも見事です