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ムーンライズ・キングダムのScreen7のレビュー・感想・評価

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)
4.0
サムとスージーが創り出した「ムーンライズ・キングダム(月の昇る王国)」での物語。
少し不思議で最高にキュートで時々ギョッとさせられる。例えるなら、飛び出す外国の絵本!

ファンタジーと現実の間のような…〈お伽話感〉を黄味がかった映像の色が増させてるし、基本的に左右対称な構図にこだわりを感じました。
冒頭のスージーの家のシーン、さまざまな部屋をどんどん映していくのですが、この時点でもう監督のこだわりが伝わります。

ボーイスカウトをメインにしてる話っていうのが新鮮!
沢山の坊やが出てくるのですが、コスチュームが一人一人違うのが可愛いです!
私的にアライグマのワッペンがツボでした。

サムとスージーの小さな反抗。
12歳にして、駆け落ちしようとする2人。
大人ぶってるけど、一生懸命な恋を応援したくなりました。
大人からしたらやれやれという感じかもしれませんが、彼らは本気で恋に落ち、周りを巻き込みながらも行動に出ました。それだけ想いあってるのが凄いし、発想がワイルドですね笑
島の中を大人たちから逃げ回る2人!
島の地図が度々登場して「今ここにいるシーンだよ」と教えてくれるのですが、冒険チックで可愛らしい解説の仕方です。

エンドロールで沢山の楽器が演奏してくれるのですが、吹奏楽部だった私はすごく嬉しい演出でした!
単体でしかできないその楽器を生かしたソロも、重ね合わせて生まれたハーモニーも、音楽って本当に素晴らしいです〜〜

p.s. ハロウィンにamoちゃんと息子さんがこのコスプレしてたけど超可愛かった!
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