「これは友情の申し出だ」
1960年代、アメリカ本土から離れたとある島。ボーイスカウトのひとりの少年サムが姿を消した。彼の痕跡を辿っていくと、スージーという少女も一緒にいなくなったことが発覚する。彼らはどこへいこうというのか?島の保安官シャープ、スージーの両親、ボーイスカウト隊員らの捜索がはじまる。
恥ずかしながらウェス・アンダーソン作品をついにしっかりと観ました。
そしてほんとうに、思った通り好きでした。こんなにも、愛を欲した少年少女の孤独な心と純真とを表現しつつ、楽しい作品に仕上げているのは驚き。
カメラワークや構図、色使いといった映画のいろんなところから監督のセンスが止めどなく溢れ出ていて、ゆえに映画を観る楽しさが止まらない。
文学的と言うに相応しいようなジャンルな気がします。
これをどう説明するか、といったところが難しいのですが、この面白さを言葉にすることができたら一段と何かがレベルアップしそうな気がするので、全作品観ていきたい。