ヤマピー

シュガー・ラッシュのヤマピーのネタバレレビュー・内容・結末

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まずなによりも、
ドット絵の「蒸気船ウィリー」で・・・
瞬間ハートホークグローブ!!(心鷲掴み)

そんでもうこの作品の世界感よ!!もう!!

舞台は一見は片田舎と思われる町の
どこにでもあるゲームセンターの中にあるアーケードゲーム。
そのゲームの中のキャラクター達が・・・
閉店と同時に動き出し喋り出し生活を始める!!

トイ・ストーリーで子供たちが眠りだし動き出すオモチャの様に
ジャリ(失敬)が消え去った後にアフターなんちゃらを充実させるキャラクター達。

あれ?この雰囲気どこかで・・・?あ!!そうだ!
フリーガイだ!!!!

・・・・・

はーい
とまあ・・そんな感じに痛快無比な生活を送る
ゲームセンターの世界に

毎日毎日毎日毎日毎日、
一介の悪役として同じことを繰り返し
何度やらてもプレイヤーがいる限り立ち上がり
また破壊を繰り返しては倒される悪役キャラクター
「ラルフ」

原宿系マリオ○ート「シュガーラッシュ」でレースに
謎の不具合を理由にゲームプレイに参加できず。
皆からも忌み嫌われひっそりと一人で生きてきた少女
「ヴァネロペ」

ゲーム間同士で様々なコミュニティはあるものの
自分の土俵に居場所を見出せない二人は

配線用差込接続器(コンセント)を通じて
ひょんなことから出会うのである。

息も合わず、価値観も合わず、
目的もてんでバラバラな二人は
「ある目的」の為に協力体制を敷くことになり
ゲームキャラクターの持つ使命や宿命を越える冒険(という名のレース)へ旅立つのである。

こっからは私的感想タイム!

悪役キャラクター達のメンタルセミナーのシーン!
クッパ、ザンギエフ、ベガ、エッグマン等と
錚々たる悪役達が各々の悩みを吐露していくシーンで
思わず「そうだったんだぁ〜」と声が漏れてしまった。
そんな名だたる悪役達をまとめるのは・・・
あの高名なるエッグマンに出てくるクラゲの宇宙モンスター(であってますよね?)

BARで酒を酌み交わすリュウに
ゲーム世界の広報担当ソニック

ディズニーさんはキャラクターを知っている人間の心をくすぐる天才か

設定はゲームもつ宿命の「人気」「故障」「配役」をベースに
細かい配慮(この場合配線って言いたいけど我慢します)をしており
「あ〜なるほどね〜」って思える表現が随所に垣間見得ました。
皆さんも日頃行っているゲームのロード時間が長かったり、落ちたりしたら
「きっとゲームの中でキャラクター達が準備してたり、仕切り直してる」と考えましょう!
now loadingさえきっと愛おしくなれる。

ストーリー自体は王道で「まぁそうなるよね〜」と思ってたら
あらもうやだ!衝撃の伏線回収によって口から声が溢れ出て止まらない!
こればっかりは是非本編にて御覧じろ!!!

最後に
メインヴィランはいるものの
僕が今回一番許せなかったのは。

ラルフが登場するゲーム
「フィックス・イット・フェリックス」に
登場する脇役キャラクター「ジーン」
僕・・いや俺はお前を一生許さねえ!!!
ラルフが今までどんな気持ちで過ごしてきたかわかってんのか!?
事実確認もとらずに頭ごなしに否定しやがって!
嫌悪感むき出しの態度で毛嫌すりゃあそれや病むだろうが!!!
てめえだけは結果に口出しをする権利はねええんだよ!!!

というね・・・ちょっと熱くなりましたけども。

リメンバー・ミーの「死人の国」
ズートピアの「ズートピア」
ミラベルの「カシータ」

そしてシュガーラッシュの「ゲーム・セントラル・ステーション」
まぁーた行きたい世界ができてしまったよ。
ヤマピー

ヤマピー