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シュガー・ラッシュのshihoのレビュー・感想・評価

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
4.3
ゲームセンターのゲームのキャラクター達が自我を持ち、店舗が閉まっている間はプログラム内の駅のようなところを行き来したり、パーティをしたり、飲み屋に行ったり出来るという世界観はすごく面白かった。

でもゲーム上の設定(ヒーロー、悪役、その他モブ)がOFFの時間にも適用されちゃうのはなんだか現実的で夢がないなぁ(笑)
終盤では主人公ラルフの待遇もかなり良くなるけど、それは色々あって彼の必要性と心情を他キャラクターが認めた結果なら、悪役は細々集会してないで集団ボイコットした方が待遇が良くなるねっ( ̄▽ ̄)☆
だってゲーム成り立たないと全員お役御免だからね!そう考えると運命共同体である同じゲームのキャラクターをないがしろにするというのは理解不能。。(笑)

ちょっと昔のゲームだとまったくわからないので、マリオとかパックマンとかストファイはわかるけど、どれが実在してどれがしないのかが観ている時わかりませんでした(笑)
調べたら、「シュガーラッシュ」と「フィックス・イット・フェリックス」「ヒーローズ・デューティ」は架空のゲームなんですね。
いやぁ、ゲームやりたくなりました(笑)フェリックスのゲームのキャラがピコーン!っていう絶妙に古い動きするところとか、(シューティングはあまりやらないけど)女軍曹の性格最高♡あの人に罵られたい( ´ ▽ ` )笑
シュガーラッシュはめちゃめちゃ可愛いレースゲームで、これ実際作ったら(今アイドルブームの日本では特に)ヒットすると思うんだけど。
レースカー作る過程も面白いし。

キャラクターは、主人公のラルフはけっこうまんま「モンスターズインク」のサリーだったけど、ヒロインのヴァネロペがも〜可愛くて素敵でしたね♡少ししか出てこないレース中のドヤ顔が最高でした。吹き替え版の声優さんが良い仕事しています。

映画の構成的には、表紙ジャケットからレースが主軸となっているストーリーと思い込んでいたため、ちょっと拍子抜け。
あともっと実在するキャラクターも総出なのかなと思ったけどあくまで主役はオリジナルキャラだった。
レースのシーンはとてもエキサイティングだったので、サイ・バグ退治と並行してレースをもっと長くしてヴァネロペのゴールを最後の感動シーンにしてほしかった。
てかラルフも後ろに乗って一緒に走るんだと思ってたら違った(笑)
もっともっと盛り上げられるやり方があった気もしますが、それでもラルフの「ヒーローになれなくてもいい、あの子を助けられるんだ」と自己を犠牲にして突っ込んでいくシーンはぶわっと涙が出ました。最近すぐ泣く(笑)

総評。目新しさは少ないものの、時間も2時間以内でまとまっており、途中ふふふって笑えるゲームネタもあり、そこそこ起承転結しているので飽きずに観られて良い作品だと思います。
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